ANIMAL

子供を殺してしまう?百獣の王ライオン。

by azu | 2019.08.27 更新


動物園で一度は見たことのあるライオン。大きくてかっこいいライオン。
そして”百獣の王”と呼ばれているライオンについてお話していきたいなと思います!!!

ライオンの画像

【ライオンの生態】

まず最初にライオンの大きさなどに触れていこうと思います。

オスライオン

体長:140cm~250cm

高さ:100cm~130cm

体重:120kg~250kg

メスライオン

体長:140cm~170cm

高さ:100cm~130cm

体重:120kg~180kg

ちなみにネコ科の中ではトラに続いて2番目に大きい動物になるみたいです。

【ライオンの特徴と性格】

ライオンは縄張り意識が高い為、常に群れ(プライド)を作って行動しており、メスは狩りを中心に動きます。

オスは普段何もしないことがほとんどですが、群れを襲いかかる敵からの用心棒としての役割があるので、群れに危険がせまったときのオスは重要ですね。
その“群れ(プライド)”についての構成ですが、オスライオンがリーダーとなり、複数のメスライオン子供のライオンで群れを作っています。
多い場合であれば40頭にも及ぶことがありますが、通常は数匹~十数匹であることがほとんどとなります。

主に血縁関係のあるライオンで群れを構成していますが、子供のライオンでもオスであるならば2歳~3歳になった頃に群れから追い出されてしまうのです。

これは、子供のライオンが大きくなるにつれて、リーダーとなるオスライオンの“脅威”となることを防ぐ為に行い、自分の地位や子孫を繁栄させる為の行動となります。
追い出された子供のオスライオンはやがて、別の群れのリーダーとなるべく、その群れのオスライオンと戦ったりします。

実はライオンって

【ライオンはなぜ子供を殺すのか?】

人間の世界では考えられないことでもライオンの世界では当たり前とされることもたくさんあります。

その一つが「子殺し」になりますが、これはオスライオン同士の闘いに勝利することによって新しくリーダーとなった場合に、その群れのすべての子供が殺されてしまうのです。
これはライオンの習性でも有名な話でありますが、私たち人間からしてみれば到底理解できないことでしょう。

理由

なぜ子供を殺すのかというと、「子供がいることによってメスライオンが発情しない」ことにあります。
通常であればメスライオンは、一年に一回発情することになりますが、子供を授かると二年発情しないようになってしまいます。
しかし、これでは命がけで闘いを求めて勝利したとしても、子孫繁栄することができなければ全く意味が無くなってしまうのです。
そのため、オスライオンはこれまで群れに居た子供のライオンを“殺す”という行動に出てしまうのです。

やがて子供がいなくなったメスライオンは発情を迎え、新しくリーダーになったオスライオンと交尾をすることとなり、新しい命が群れに誕生する事になるのです。
子供を増やすためには仕方のないことなのかもしれないですが、子供を殺してしまうなんて恐ろしい話です。

やはり私たち人間にはわからない世界です。

ライオンの画像

知らなかった

【ライオンにはエサを食べる順番がある】

狩りをするのはメスライオンになるので、当然獲物を捕まえた瞬間に食べるのは狩りをしたメスライオンになります。

しかし、食事をしている際にオスライオンが近寄ってくると、メスライオンや子供のライオンは追い払われてしまうので、オスライオンが満腹になるのを待ちます。
やがて、オスライオンが満腹になると「唸り声」を発するので、この声が聞こえたら
メスライオンや子供のライオンが残った獲物を食べることになりますが、必ずしも獲物が残るわけではありません。

オスライオンがすべて食べてしまうことも珍しくなく、こうした事が続くと食にありつくことができない子供のライオンはやがて死んでしまうのです。
子供がかわいそうですよね。

オスライオンはいつか来る戦いに備えて体力をつけておかないといけないのはわかりますが、何もしていないのになんでも手にはいるのはさすが”百獣の王”ですね。

ライオンの画像

【まとめ】

ライオンと聞いてイメージを抱く印象と、実際に野生に生息するライオンでは大きな違いがありました。

「百獣の王」と呼ばれるので、赤ちゃんから成獣になるまでの過程でも何不自由なく生活しているのかと思っていましいたが、現実はかなり厳しいですね。
動物園でも人気の高い赤ちゃんライオンはとても可愛らしく、愛情を受けて育てられていますが、野生の赤ちゃんライオンは飼育下とは全く異なる状況になるので、生存率もかなり低めです。

成獣したライオンに関しても同様で、オスライオン同士の闘いや他の動物との闘いが行われるので必然的に強さが必要となりますので体力温存をしておかないといけないです。
こうした背景で生きているからこそ、ライオンには「百獣の王」と呼ばれる“強さ”“風格”があるのかもしれません。

実はライオンは絶滅危惧種にあたり、この20年で生息数が30%から50%になるほどに個体数が減っています。
しかも、専門家の間ではおそらくその回復は見込まれないと悲観的な意見が出てきているのです。いつか動物園でも珍しくなってきてしまうのでしょうか??

azu